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霧ヶ峰さん の質問

2006/12/16 07:52 PM

中卒で司法書士

2006/12/16 07:52 PM 霧ヶ峰さん の回答(コメント)

中学生(男)

書き込み総数:2

中学3年生の者ですが、高校受験へ向けて勉強をしています。
しかし、母親に
「高校で習った知識が社会に出て役にたったか?」
と聞くと「全然使えない」と言います。

意味のない勉強に3年間も時間を費やすのであれば、
夢である司法書士を独学で目指そうかと考えております。

中卒でもやっていける仕事でしょうか?
お答え下さる方がいらっしゃいましたら
よろしくお願いいたします。

 

2006/12/16 10:10 PM 木下藤吉郎さん の回答(コメント)

木下藤吉郎 さんの仕事白書
( 古着屋 )

書き込み総数:101

 あなたのお母様が、高校で習った知識が社会に出てから「全然使えない」とおっしゃったのは、「直接には」という部分を省かれたのだと思います。

 特に普通科高校でのお勉強は、高校を卒業してからどんな学校に進学されても、どんなお仕事をされても、共通して必要になる知識を学ぶためにすることです。英語を話す機会もなく、微分積分も元素周期表もジュラ紀もエカテリーナ女帝も、全ての知識を忘れたように見えても、高校時代真剣に学べば、必ず何かの機会に思い出します。お母様があなたを育ててこられる間じゅう、お母様も知らず知らずのうちに、学んだ知識を使って生活してこられたはずです。

 知識というものは、覚えるときはひとつひとつ単体で覚えますが、使うときは、必ず相互に連携して使われます。ですから、ご自分のお好きな科目の勉強だけされて、お嫌いな科目の勉強をなさらないと、ご自分のお好きな科目について学ばれたことも、充分活用できないのです。中学校にいろいろな科目があるのは、バラ売りの知識なのではなく、全てをまんべんなく勉強して始めて最大の教育効果が出るように、一生懸命皆さんのためを考えてあるのです。

 日本が今日のように物質的に豊かでなかった頃は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の集団就職の子供達のように、中学校を卒業したら、すぐ社会に出る子供達がたくさんいました。就職した子供達は、お仕事をしながら、技術を身につけていきました。

 高度経済成長のおかげで、「安かろう悪かろう」といわれた「メイド・イン・ジャパン」製品の品質が向上してくると、日本のお仕事の現場では、社員に以前より高度なトレーニングをしないと、仕事を任せられなくなりました。トレーニングをする前に、学校で高い教育を受けてきてくれれば、会社の手間が省けます。そのため、中学卒業者には、さらに3年間教育を受けてから来てくれというようになりました。

 現在はさらにこの傾向が強まり、お仕事はさらに複雑怪奇になって、高校までの学習内容でも不足になってきています。少し前まで高校を卒業してすぐ任されたお仕事も、大学でさらに4年間以上も専門の勉強を求められるようになってきています。

このように変化した世の中に、中学校を卒業されたら、あなたは出て行こうとなさっているわけです。

 高校や大学の卒業証書は、何も保証してくれるものではありません。しかし、紙切れでなく、多くの知識を学んだということは、それらの知識が互いに連携するので、実際は何倍も考える力が増えているのだということが重要なのです。

 医師国家試験にパスしてから多くの経験を積んだ医師も、医学の進歩に追いつくよう常に勉強し続けなければなりません。弁護士も税理士も、頻繁に変わる法律や制度をいつもチェックしていなければ仕事が続けられません。囲碁将棋の名人も、伝統工芸の職人さんにも、これで終わりということはないのです。

 司法書士というのは、弁護士と同様に、相手をするのは、強欲で嘘をつくのが商売だという、海千山千の歴戦の強者達ばかりです。弁護士と同様に、資格を取ってすぐ独立なんて、危なくてとても出来ません。古参の弁護士でさえ、ペテン師にころりと騙された先生を私も何人も見てきています。法律を全てマスターしても、総合的な力を持っていなければ、たちまち肉食獣の餌食です。

 もし、司法書士を目指されて、お母様もご賛同いただけるのでしたら、できるだけ多くの教育を受けられることを、強くお勧めします。

 

2006/12/16 11:00 PM たーやんさん の回答(コメント)

たーやん さんの仕事白書
( [司法関連]特許事務所勤務 )

書き込み総数:18

 すごいです。木下藤吉郎さん。これだけ理路整然と、多くを語れるのに感心してしまいました。

 では、私は進学するメリットを簡単に述べたいと思います。
私自身が高校、大学と進学してきて、今に到ってきたことの長所の中に、「仲間がたくさんいる」というのがあります。自分ひとりの力は大したこと無くても、仲間の力や助けを借りると、思いがけず大きな仕事が出来ます。司法書士の資格を独学で取ったとしてもそこはスタートでしかなく、顧客をつかむ為の努力をする際、出身校や、仲間のコネクションは大いに役立つと思います。

 人とつながるためには、多くのチャンネルを持った方が有利です。特に初対面のとき、共有する情報は多いほどよいですよ。特に法律を扱う仕事は、顧客から、多くの情報と意向を得ておかないと途中で、解任ということもあります。人間関係、コミニュケーション能力を学ぶ場として考えてみてください。

 できれば、再度お母様に聞いてみてください。
「高校で習ったことは役に立たなかったと感じているかもしれませんが、高校のときに出来た友人は、その後の人生に影響を及ぼしているか?」
きっと「YES」と答えが返ってくると思いますよ。

 

2006/12/16 11:30 PM 霧ヶ峰さん の回答(コメント)

中学生(男)

書き込み総数:2

医者は医学を、弁護士は法律を、会社に入るとしたら仕事の要領を
という風に
社会にでると継続して勉強する必要があり、そのトレーニングを
今しているのですね。
法律関係の仕事につきたいので大学の法学部を目指して、勉強を頑張っていこうと思います。

ご丁寧にお答えいただき有難う御座いました。

 

2006/12/17 12:16 AM 木下藤吉郎さん の回答(コメント)

木下藤吉郎 さんの仕事白書
( 古着屋 )

書き込み総数:101

 霧ヶ峰さんお返事ありがとうございます。勉学に励まれて、お母様も喜んでくださるような、立派な大人になってください。あなたの学業成就をお祈りいたします。
 
 たーやんさん、身に余る暖かい激励のお言葉ありがとうございます。あなたとご家族に神様のご加護がありますように。

 

2006/12/17 12:40 AM たーやんさん の回答(コメント)

たーやん さんの仕事白書
( [司法関連]特許事務所勤務 )

書き込み総数:18

 霧が峰さん
 木下藤吉郎さん
お返事頂き、こちらこそありがとうございました。

 私は、目指した上で法律関係の仕事に携わっているわけではなかったので、なかなか慣れてくれない頭を、切り替えるのは結構タイヘンでした。でも、時間がたつにつれ、木下さんの言うようにばらばらな自分の知識と経験が、この仕事の為につながってくるようになったのです。

 余談ですが…
現在仕事で、英語と中国語に触れますが、実は学生時代逃げ回っていた科目でした。「過去の逃避」は人生で再び追いかけてくるものなんだと、いい大人が半ベソかきながら仕事しています。こういうこともあると、頭の隅にでも入れて笑ってください。

 
 

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