ゆいさん の質問
2007/08/08 12:00 AM
2007/08/09 04:20 PM Koheiさん の回答(コメント)
広告代理店でADとプロモーションのプランニングディレクターをしているKoheiです。
まず、電通や博報堂、ADKといった大手総合広告代理店に勤めるためには、4年制大学を卒業することが大前提です。学部は問われませんが、大学に入学した段階から広告代理店に入社するための「逆算」の準備が必要でしょう。
大手総合広告代理店を志望する優秀な学生は数多く、在学中から「宣伝会議」の講座を受けたりとみんな周到な準備を重ねます。まずは広告代理店で自分はどんな仕事をしたいのか?何の為に広告代理店を志すのかを明確にしなければなりません。
広告代理店の部署は大きく分けて次のような部署にわかれます。
営業局=アカウントプランニング/アカウントエグゼクティブ
得意先の課題を聞き出し、その課題解決の為にどんな手法があるのかを検討し、社内/外でのスタッフィング。所謂、プロデュース業務。予算管理やスケジュール管理、得意先とのやりとりがメイン
メディア局
所謂、メディアの買いつけ。テレビ局、ラジオ局、新聞局、雑誌局、Web広告局などにわかれる。
クリエイティブ局
広告表現のアウトプット(広告表現)を担当する部署。クリエイティブ・ディテクター コピーライター デザイナー CMプランナー等が在籍。クリエイティブ・ディレクターは、コピーライターやデザイナーやCMプランナー等を統括する。
プロモーション局
マス媒体以外の広告のすべてを扱う。所謂セールスプロモーションを統括する部署で、DMやポスター、店頭什器の制作進行管理や、キャンペーンの企画運営実施を行なう
マーケティング局
消費者の嗜好や動向をデータとしてまとめる。
僕が働く会社は大きくないので、僕自身はクリエイティブとプロモーションの両方を統括しています。テレビCMのプランを外部の制作会社と一緒になって考えたり、ラジオCMを制作会社と一緒に創ったり、Webや雑誌広告の制作進行管理や、キャンペーンのプランニングなど....。
さて、ゆいさんは広告代理店で一体どんな仕事がしたいのでしょう?
クリエイティブを創る側に回るのであれば、専門性と感性と創造力が問われます。それをプレゼンテーションする側に回るのであれば、強靭な精神力と体力と知性と高いコミュニケーション能力が問われます。
まずは、何をやりたいかをきっちり決めて、それを実現させるためにはどうすればよいかを考えたほうが良いでしょう。
制作/クリエイティブに専念したいというのであれば、広告代理店を目指すのもひとつですが、広告制作プロダクションで
クリエイティブを追求するというのもひとつの手段です。
さて、参考になったでしょうか?
2007/08/09 11:48 PM ゆいさん の回答(コメント)
高校生(女)
書き込み総数:4
大変詳しく教えていただきありがとうございます。 広告はマーケティング活動の一つの要素であるということは知っていましたが、具体的に商品を宣伝するのにも、こんな多くの局があるということを知れてとても参考になりました。
‘まず何をやりたいのかをきっちり決めて、それを実現するためにはどうしたらよいのかを考えたほうがよい‘というアドバイスありがとうございます。
教えていただいた局のなかでは、クリエイティブ局が私の中で一番やりたいことに近い気がしました。
自分自身が企画したもので人の心を動かしてみたいので。。。
就職の際には教えてくださった二点についてを明確にすること必要とのことですが、現在は志望理由のみで、広告代理店に勤めて自分自身が何をしたいのかがわかりません。
何をしたいのかを、見つけ出すためには、まず自分で何をしたらよいのでしょうか。
koheiさんは、どうやって見つけましたか。
もし、ご迷惑でなければお話ききたいです。
2007/08/10 02:14 PM Koheiさん の回答(コメント)
まず「何をしたいか?を見つけるために自分で何をしたらよいか?」という質問に対してお答えしようと思います。
これは誰もが思い悩むところだと思います。実は僕自身も高校生くらいから、「何か表現に携る仕事をしたい!」「世の中に自分の表現したものを発信したい」という思いが強くありました。僕の場合、その思いが仕事に活かせる場所がたまたま広告代理店であったというだけで、最初から広告代理店志望だったわけではありません。
更に言うと「自分は何をしたいのか?」ということを深く考えるようになったきっかけは、そうこの「13歳のハローワーク」の著者である村上龍さんの「69(Sixty nine)」という本を読んだ後です。その頃、僕は漠然と大学に進学し、いい会社に就職すれば、何か良い生活が待っているのではないか?と思っていました。でも龍さんの「69(Sixty nine)」を読んだ瞬間にやはり「自分と向き合い、自分のやりたいことをしかり見つけ出して、それに挑んでゆく人生のほうが幸せだな!」
と考えさせてくれました。もし龍さんの「69(Sixty nine)」に出会わなければ、今の自分は無いと思います。
ゆいさんが今高校生で、仮に大学に進学して社会人になるとすれば後5年くらいの時間があると思います。
その5年くらいの時間の中で、高校を卒業をして大学2年生くらいまでの時間というのは、「自分がやりたいことを見つけるための時間」 そして残りの2年間というのは「なりたい自分になるための時間」という風に逆算してみてはいかがでしょう?
じゃあどうやってやりたいことを見つけるか?というとやはりそれは、自分が興味や関心を抱くことにどんどんトライすることだと思います。特にクリエイティブに関心があるとすれば、「感性」がとても大切です。多くの本を読む、行きたいと思う場所に出かける、音楽や映画、アートにたくさん触れる...。広告はビジュアルとコピー、そして音楽や映像の組み合わせによって表現されます。それらに関わることをどんどん吸収してゆくことが必要だと思います。
村上龍さんが最近発売された69(Sixtynine)のあとがきで”この『69』を読んだ人は、まず嘘つきの大人たちにだまされないようにしてほしい。そして若者の特権は「時間という資源」だけだと肝に銘じて、成熟社会をサバイバルしてもらいたい”と書かれています。
僕が高校生の頃というのは、大人たちは「いい大学にゆき、いい会社にゆけば、安定した幸せな人生が待っている」と
僕たちの親の世代の大人たちはみんなそんな風に言っていたような気がします。でも、バブル崩壊後、年功序列も終身雇用も
もはや常識ではなくなりました。当時の大人たちのいいなりになっていたら、今の自分はなかったと思うし、なりたい自分にはなれなかったと思います。
龍さんがおっしゃっていることというのは、大人たちの指針はあてにならないから、まずしっかり自分で物事を考え、物事を判断し、「なりたい自分になる」ということだと思います。
長くなりますが、広告代理店って何のためにあると思いますか?
広告主である企業には、様々な課題があります。商品やサービスの認知度を上げたい、商品やサービスのブランドイメージを高めたい、商品やサービスもっと売れるようにしたい...。その課題を広告という表現手段で解決するのが広告代理店の仕事です。広告表現の方法も、課題によって随分異なります。認知度が低い商品やサービスであれば、タレントを起用したCMをテレビでON AIRすることが効果的かもしれませんが、短い期間で商品やサービスの売上げの上げるのであれば、例えば「○月までに○○以上お買い上げの方には抽選で100名様にハワイ旅行をプレゼント!」といったキャンペーンが効果的かもしれません。
その課題をヒアリングしてくるのが営業の仕事、それをどのような手法で解決してゆくかを考えるのが、僕のようなクリエイティブ、プランニングの仕事です。
企業は原則として利益を上げなければなりません。我々はクライアントの意向に答え、課題を解決することによって様々な「案件」を実施してゆくことで利益を上げています。世の中には広告代理店と名のつく会社はゴマンといます。その会社同士が生き残ってゆくために熾烈な戦いを繰広げています。その闘いに勝ち抜くために、やはり知力と体力が必要です。
お話をすることは全然かまいませんよ。
僕の勤める会社はさほど大きな規模ではありませんし、知名度があるわけでもありません。なので会社見学というのも
僕の判断でお引き受けすることは可能です。ただインターネット上で、会社名や連絡先を公開することは機密の漏洩につながるので難しいです。このフォーラムを主宰している事務局に相談するなどして、何かその方法は考えなければなりませんね。
では「自分のやりたいこと探し!」頑張ってみてください。
2007/08/15 07:14 AM ゆいさん の回答(コメント)
高校生(女)
書き込み総数:4
ありがとうございます。返信遅くなってしまい申し訳ありません。
実は書き込みしていたのですが、エラーになってしまっている事に気づきませんでした。。。泣
私もkoheiさんが思っていたように「大学」にいけば「よい仕事」に就けると思っていました。でも、やはり何事にも自分から動くのが大切だなと感じました。
知識と体力が必要だとおっしゃいましたが、具体的にはどのような事なのでしょうか。
私が行きたい大学には「広告論」というものを学べるコースがあります。実際に、調べてまたところ、正直いってよくわかりませんでした。
{広告」とつくのだから役に立つのは間違いないとは思うのですが。。。
「何のために広告はあるのか」
とても難しい質問ですね。商品を宣伝するための効果的方法の一つか思いますが。。。
自分自身としての、特別な答えはまだ見つけられてません。
お話の件ですが、なんだか難しそうですね。
2007/08/15 05:09 PM Koheiさん の回答(コメント)
■知力 体力に関して
知力とはまず物事を理解する「理解力」とたくさんの情報を集めて蓄積して必要に応じて引き出す「情報処理能力」という点です。
営業(AE)であれば得意先の課題のヒアリングが重要な仕事です。得意先は研究開発やマーケティングに投資をし、新しい商品やサービスを開発しています。つまり、その商品やサービスに関してはプロフェッショナルです。プロフェッショナルである担当者の方に対して、コンサル、プレゼンを行なうわけですから、その商品やサービスに関する、知識や情報を十分に理解する必要があります。例えば、ある飲料メーカーから缶コーヒーの広告宣伝を依頼されたとします。そうなると、原材料は何処の国の生産でどの種類の豆なのか?それは既存の競合他社商品のそれとどう違うのか?ネーミングの際のその機軸となるコンセプトは何処にあるのか?どんな人=ターゲットに飲んでほしいのか。その人はどんな嗜好でどんな職業でどんな生活を送っているのか?など、様々なことを理解し、情報を整理しなければなりません。
クリエイティブはその情報をもとにどのような「広告表現」でアウトプットしてゆくか?を組み立てて行かなければなりません。タレントを起用してキャラクターを立てる際には、ターゲットからの「好感度」や「共感」というのが必要だし、
発信するメッセージとしてわかりやすく受け入れやすいコピーは何なのか?それをビジュアルで表現する際にはどういう表現がいいのか? こちらは感性が問われるところです。
つまり広告会社の営業なり、クリエイティブなり、プランナーというのは、膨大な仕事量を迅速にこなしてゆくという意味において「体力」が必要です。広告会社の仕事はまず得意先との打合せ→対応の施策を社内にてMTG→外注先へのディレクション→実作業と1日中フル回転の「労働集約型」の仕事。少ない睡眠時間でも長い時間働けるだけの体力が必要なのです...。
何のために広告があるのか?に関しては「広告表現」や「広告コミュニケーション」を通じて得意先=クライアントの様々な課題を解決するのが広告会社の役割だと考えています。
「お話」の件は、今、このフォーラムを主宰する事務局に相談して、会社見学会のようなイベントが実施できないかどうかを
打診しています。
事務局からの回答を待ちたいと思います。
うーん、言葉の意味とか、少し難しい内容でしたか? わからない点があればいつでもお答えします。遠慮なくご連絡ください。
2007/08/20 08:32 PM ゆいさん の回答(コメント)
高校生(女)
書き込み総数:4
お返事ありがとうございます。すいません。調べ不足で言葉の意味が少し私には難しかったです。ですが、知力ということに関して、専門分野だけでなく幅広い知識がこの業界にはひつようなんだとかんじました。
現在、私の志望している大学は「広告論」を学べる講義があります。広告とついているのだから役に立つ!と思っている状態なのですが 笑
広告代理店のクリエイティブ部門は具体的には何をするんでしょうか。
(営業部から、依頼者の要望を答えるためのデザイン案をクリエイティブ部門全員で考えるというように考えているのですが。
また、以前広告ビジネスはマーケティングの一つの要素だというのは理解できてるといったのですが、正直言って「マーケティング」というものがなんなのかよくわかりません。
いちを、消費者が今何を望んでいるかなどを調査したり、流行を知る手段だと認識しているのですが。
もし、よろしければ教えてください。あと、現在広告業界が抱えている問題ってなんだと思いますか。
2007/08/21 11:26 AM Koheiさん の回答(コメント)
■ 広告代理店のクリエイティブは具体的に何をするか?
クリエイティブといっても様々です。
テレビ ラジオCMのような映像/音声・新聞・雑誌・ポスター等のグラフィック・WebにおけるWebグラフィック/Web動画
セールスプロモーションにおけるポスター ダイレクトメール 屋外広告看板等 色々あります....。
まずAE(アカウントエグゼクティブ)がヒアリングしてきた「課題」や「コンセプト」をクリエイティブディレクターと一緒に共有し、クリエイティブディレクターがコピーライターやグラフィックデザイナー、Webデザイナー等をアサイン(ブッキング)しメンバーを決めます。そのメンバーは広告代理店の社内でそろえることもありますが、ほとんどの場合は、外部の制作会社のメンバーをプロジェクトに入れてゆきます。その理由はそれぞれの商品/サービスのトーン&マナーや、「課題」に
応じて、クリエイティブを構築してゆかなければならないからです...。
例えば、一目を引くようなインパクトの強いコピーやデザインが得意なクリエイターもいれば、COOLでスマートなコピーやデザインが得意なクリエイターもいます。それぞれの長所を引き出し、アウトプット(表現)の方向性を決め、成果物(CM、ポスター等)に落としてゆくのがクリエイティブディレクターの仕事です。クリエイティブディレクターの指示のもと、それぞれのクリエイターがコンセプトに応じた表現を考え、創り上げてゆく...。
それがクリエイティブの仕事です。
■ マーケティングとは何か?
広告ビジネスはマーケティングのひとつの要素というのはとても重要な考え方だと思います。ただ、ここでマーケティングについて語ると膨大な時間が必要になります。そこで以下の書籍を読むことをおススメします。
日経文庫刊 「マーケティング」 恩蔵直人著
日本経済新聞社刊 「ゼミナール マーケティング入門」 石井淳蔵 他 著
更に広告とマーケティングのかかわりという点については
翔泳社刊 「広告マーケティング21の原則」 クロード ホプキンス著
ただ内容的に少し難しいかもしれません。大学に入学してからでも間に合うかも...。
しかし、マーケティングを体系的に捉え、その中で広告の果す役割を考えることはとても大切ですね。
■現在の広告業界が抱えている問題について
これも少し、大きなテーマなので、ここに身を置く人はそれぞれ色々な考えがあると思います。
僕自身が危惧するのは、本来、広告は「表現」によって様々な課題を解決することに役割があると考えています。けれど、
ネット専業広告代理店の台頭により、そういう考え方のできない人が多くこの広告業界に流入してきていて、単純に「枠」
を売りつけるだけで利潤を稼ぐことが重要視されている会社も多く見受けられます。結局、自分の都合で得意先クライアントに「枠」を売りつけるだけで、効果測定を図ろうとするやり方では、本質的な課題の解決にはならないと考えます。
少し論点はそれるかもしれませんが、「問題意識」も重要かもしれませんが、その問題が起こったときにどのように柔軟かつ迅速かつ適切に改善できるか?が問われるのが広告代理店に勤める人の重要なスキルだと思います。
‹‹ 前の質問 自分の夢に向かうことについて
次の質問 声優になりたいんですが・・・ ››
![]()
2007/08/08 12:00 AM ゆいさん の回答(コメント)
高校生(女)
書き込み総数:4
将来広告代理店に勤めたい夢がある高校生のゆいと申します。
ポスターなどで商品を宣伝するために、デザインや考えを練ったり、会議でプレゼンテーションをするといったような(フジテレビドラマ「サプリ」で主演の伊東美咲さんが演じていたような女性)仕事があれば詳しく教えてください。
また、現在広告業界で課題とされている問題などがあれば教えて頂ければ嬉しいです。