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「注目の白書さん」は、特にみなさんからの質問に積極的にお答えいただき、質問者のみなさんからも反響のあった白書さんにインタビューするコーナーです。
今回は、グラフィックデザインのアートディレクター「山口デコ」さんです。
■山口デコさんの仕事白書
http://minna.13hw.com/work_con/m/m/i/2713
Q:お仕事内容をもっと詳しく教えてください。
僕が働いている事務所は、3名の小規模な会社です。僕が企画からデザインまでを一貫して担当する場合と、外部のグラフィックデザイナーさんにお願いして仕事を進める場合と、2つの仕事の進め方があります。また、今までお仕事をいただいたお客さまのところを訪ねたりする営業活動なども常時しています。
仕事の内容については、例えば、
○エディトリアルデザインといわれる雑誌や書籍などのアートディレクションやレイアウトデザイン
○企業の会社案内や製品パンフレット
○ファッションブランドのカタログ
○劇場のポスターやチラシ
○ショッピングセンターや飲食店モールの新聞折込用のチラシ
などなど、印刷物として世に出まわるものでグラフィックデザインが必要とされるものは、何でもお仕事としてお受けしています。
そして、これらのお客さまからの案件が常に5~6案件くらい並行して進行しています。今ちょうど僕が担当しているお仕事に、フランスのバッグブランドから依頼された案件があります。具体的なデザイン作業に入る前に、お客さまから依頼内容をご説明いただく「はじめての打ち合わせ」があります。僕がもっとも重きをおいているのが、この「はじめての打ち合わせ」だったりします。
この「はじめての打ち合わせ」で、僕がお客さまのお考え(今回の印刷物の目的や望むこと)をどこまで理解して整理することができるか。そして、その場でラフやアイディアスケッチなどを描きながら、具体的なデザイン作業の前に、お客さまとの確認と合意がどこまでできるかにより、目的に外れないデザインができるか否かが決まると思っています。
今回のお仕事でも、納期(印刷物としてお客さまの手もとに納品する期日)、予算などのハード面の他にも、海外ブランドなのでCI規定(使用可能な色、ロゴマークの配置の仕方)などさまざま制約があります。その中でお客さまのお考えを整理し、具体的なカタチにしていく必要があるのです。
そこでは、具体的なデザイン表現につながる瞬発力のある発想力や知識、技術力が必要になります。僕はいま35歳になりますが、なにもしなければ自分の発想力や技術力が日々衰えていくのがわかります。それはそれは恐ろしいことです。ただ、僕の経験上、そのような発想や知識、技術とは別に、グラフィックデザイナーにもっとも欠かせない大事な力とは、お客さまのお考えの中に潜む問題点や課題点を見抜く力だと思います。
そのためには、お客さまのお話にきちんと耳を傾け、物ごとを的確に整理することができるかどうかなど、他のお仕事と同様に社会人として極めて基本的な能力、いわば社会人力のようなものがベースになければできない仕事だと思います。
グラフィックデザインはさまざまな接点で世の中(社会)と関わっていくものだと思いますから、表現だけが一人歩きするものではなく、「デザイナー=デザイン=社会」とのつながりを常に意識していければと思います。
Q:このお仕事の辛いところ・楽しいところを教えてください。
どんな仕事でもそうですが、辛いと思うことは辛くなるし、楽しいと思えることは楽しくなると思いますよ。僕はよく「土日もなく徹夜も続いているようですし、いつも忙しそうで大変ですね」と言われることがあります。ところが、いまの僕には時間がもっとも必要なことなので、お休みなしも徹夜も仕事にとっての辛いことではありません。強いていえば、今の仕事がなんらかの理由が生じ続けていくことができなくなったら、それは辛いかもしれません。
Q:現在の夢を教えてください。
僕がこれまでやったことがないフィールドのデザイン、グラフィックに限らずいろいろなフィールドのデザインに関われって、多くの人と一緒にお仕事ができるようになればよいなあと思います。
山口デコさん、ご協力ありがとうございました!
仕事白書では、その白書さんの回答を一覧で見ることができます。
仕事白書を見て、今までの回答もチェックしてみよう!
■山口デコさんの仕事白書
http://minna.13hw.com/work_con/m/m/i/2713
■他の「注目の白書さん」を読む
http://minna.13hw.com/news/categories/C12/
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