HOME > もっと教えて!フォーラム > 社会の秩序を守る「法律」の仕事 > 回答・コメントする(No.12885)

もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.12885)

いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
 
  • 回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
    しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
    投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。
  •  
  • 白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
    このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。

もっと教えて!フォーラム 質問 法律関係の仕事に必要な人材は

2018/04/09 18:56  oshiさん[中学生・男]

[Q]  僕は法律に興味があります。
 そこで、法律関係の仕事でどのような人が欲しいか。
 また、その仕事に就くためにどのような勉強を行えばよいのか知りたいです。教えてください。

[A.1]

法律を扱う職業や職種は数多くあります。
何を目指しているのかわかりませんので全般的にいえることだけ回答します。

法律を扱う仕事をする人にとっての正義とは「依頼者の都合」です。
正義は立場によって真逆に変わるものですから、必ずしも世間の共感を得たり道徳的に正しいこととは限りません。
ありていにいえば、「正義は勝つ」ではなく「勝ったほうが正義」というわけです。

これに否定的な感情を抱く人は向いていないです。

>どのような人が欲しいか。
「公平にこだわる合理主義者」・・・でしょうか。
法律を扱う仕事は総じて組み立てた論理の合理性が生命線です。
そしてその組み立ては公平が基点になるところ、うわべの情報や印象に釣られて偏った立場でしか物事を見れない人に公平はわかりません。
たとえば弁護士の仕事の行きつく先は「人の感情をカネで解決する」ですが、これは「偏った公平のバランスをお金で調整する」とも言えるわけです。
ちなみに弁護士のバッジのデザインは「正義と公平のバランス」を意味しています。

>どのような勉強を行えばよいのか
弁護士と検察官と裁判官は「法曹(ほうそう)」と呼ばれます。
法曹の職業に就くには「司法試験」という難関があります。
司法試験には受験資格がありまして、「法科大学院を修了(卒業)」か「司法試験予備試験に合格」が条件です。
法科院卒は日本の最高頭脳ともいえますから、中学生からの勉強で院卒ルートは時間が足らないかもしれません。

でもまぁ、法曹でなければそこまでの学力は要らないですから、無理かどうかはともかくとりあえず始めてみようと思うなら次のような感じ。

法理論の組み立ては中二数学の「図形の証明」が似ています。
証明問題を解くには定理の暗記や理解だけでなく問題文や出題者の意図を読み取る国語力も必要ですから、まずはこのあたり。

法律を扱う仕事では「判例(過去の裁判結果)」を調べてそれを元に考えることが頻繁にあります。
学校の教科では「歴史」が同系です。(判例自体が法判断の歴史書です)
教科書から情報を拾い、他の情報で補完しながら考える習慣は必ず役に立ちます。
また、歴史を正しく学べば、人は善悪正誤ではなく都合で動くものであり、世の中は勝者の都合でできていて、異なる正義がぶつかれば話し合いだけでは解決できないことがわかります。
そういうことに振り回されるのが法律を扱う仕事です。

直接的なものは中三後半でやる「公民」ですね。
大事なので授業を集中して・・・ではなく、中二の頭脳があれば理解できる内容ですから教科書ガイド買うなりして早々にやってしまいましょう。
公民をやればニュースの言葉がわかるようになるので、リアルを題材に物事を考える訓練になります。

ちなみに私はいわゆる法律職ではありませんが、会社の中での役割として法律や裁判に関わる仕事が多かったので、まぁそういうことです。